月ケ瀬口駅(つきがせぐちえき)は、京都府相楽郡南山城村大字北大河原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線の駅である。
駅は南山城村にあるが、駅名の通り奈良県奈良市の月ヶ瀬地区(旧・添上郡月ヶ瀬村)への入口としての役割も持っており、京都府最東端の駅でもある。
歴史
- 1951年(昭和26年)12月28日:日本国有鉄道(国鉄)関西本線の駅(一般駅)として、島ケ原駅 - 大河原駅間に新設開業。
- 1962年(昭和37年)2月1日:貨物営業廃止(旅客駅となる)。
- 1965年(昭和40年)12月:駅舎改築。
- 1983年(昭和58年)5月1日:荷物扱い廃止、駅員無配置駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2021年(令和3年)
- 3月13日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 7月1日:亀山鉄道部を廃止。乗務員区所はかめやま運転区に、車両基地は吹田総合車両所京都支所亀山派出所に、輸送指令は亀山指令所にそれぞれ改組。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有し、列車交換が可能な地上駅。場内・出発の各信号機とも一方向のみの設置のため、逆線入線はできない。加茂方面行きホーム側の加茂寄り妻面に出入り口のある駅舎が置かれている。また、亀山方面行ホームへは無蓋跨線橋にて連絡している。
簡易委託駅であるが、無人となる時間帯がある。自動券売機は設置されてないため、乗車券の発行は窓口発券のみである。なお、ホームには月ヶ瀬梅渓(月ヶ瀬梅林のこと)の大きな標柱が立てられている。
のりば
※案内上ののりば番号は割り当てられていない。
利用状況
JR西日本の移動等円滑化取組報告書によれば、2023年度の1日当たりの利用者数は198人。「京都府統計書」によると、1日平均乗車人員は以下の通りである。
駅周辺
駅北側を国道163号が通り、今山交差点で奈良県道・京都府道753号月ヶ瀬今山線と合流する。この交差点の北側には道の駅があり、その東側には社会福祉協議会・小学校・幼稚園がある。中学校や住宅街は駅西側にあり、木津川は駅から南へ少し離れた所を流れる。
三重県との府県境は駅から東へ約1 km離れた所に、奈良県との府県境は駅から南へ約6.5 km離れた所にある。当駅は月ヶ瀬梅林の最寄り駅であるが、梅林そのものは駅からやや遠い所にある。
バス路線
駅前ロータリーに停留所が設けられている。停留所名は異なるが、位置はまったく同じである。
- 月ヶ瀬口駅
- 相楽東部広域バス
- 加茂駅
- ※年末年始(12月29日 - 翌年1月3日)は全便運休。
- 月ヶ瀬口駅前
- やまなみ交通
- 月ヶ瀬ニュータウン線:シルバー人材センター
- ※火曜・木曜(祝日と年末年始(12月29日 - 翌年1月4日)を除く)に、1日4往復を運行。
- 三重交通
- 55系統(南山城線):尾山口
- ※観梅シーズンのみ運行。
上記のほか、やまなみ交通「村タク」(デマンドタクシー)の運行もある。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 関西本線
- 島ケ原駅 - 月ケ瀬口駅 - 大河原駅
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧
外部リンク
- 月ケ瀬口駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道



