ジェナン・ラドンチッチ(Dženan Radončić, 1983年8月2日 - )は、ユーゴスラビア(現・モンテネグロ)出身のサッカー指導者・元プロサッカー選手。現役時代のポジションはフォワード。
Kリーグ、Jリーグ時代の登録名はラドンチッチ(ハングル: 라돈치치)。
2021年8月26日、金奉洙らとともにインドネシア代表のアシスタントコーチに任命され、城南時代の同僚であった申台龍の下で働くことになった。
来歴
2000年から地元のFKグシニェでプロ生活をスタート。2003年にはユーゴスラビアの名門パルチザン・ベオグラードに引き抜かれる。2004年には初の海外移籍でKリーグの仁川ユナイテッドFCに入団。仁川で3シーズン半に渡りプレー。
2007年7月にはJリーグ・ヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍で加入したが、シーズン終盤だった事もあり然したる活躍もできないまま、クラブはJ2へ降格した。翌2008年に古巣の仁川へ復帰。同年のJOMOカップ日韓オールスター戦でKリーグ選抜として来日し、Jリーグ選抜からゴールを決めた。
2009年からは城南一和天馬(現:城南FC)に完全移籍しプレー。2010年のAFCチャンピオンズリーグでは、マケドニア系のササ・オグネノブスキと共に活躍し、クラブのアジア制覇に貢献した。
抜群のボディーバランスと繊細なボールタッチによるポストプレイが持ち味。スピードやフィジカルの強さも併せ持ち、長身を活かしたヘディングは非常に強い。長年Kリーグでプレーし、韓国代表入りへ目指して帰化を示唆したこともあったが、U-19セルビア・モンテネグロ代表経験がネックとなって断念した。
2011年12月、水原三星ブルーウィングスに移籍。
2013年8月、清水エスパルスへ期限付き移籍。リーグ戦15試合に出場し、6得点を挙げた。
2014年は大宮アルディージャに移籍。しかし6月1日までの公式戦11試合で無得点と結果を残すことはできなかった。その後大宮がドラガン・ムルジャを獲得した事で外国人枠の上限を超過した為、7月8日に大分トリニータへの完全移籍が発表された。11月13日、膝の手術のためシーズン終了前に退団した。
個人成績
- J1初出場 - 2007年8月25日 第22節 ジュビロ磐田戦 (ヤマハスタジアム)
- 初得点 - 2007年9月2日 第24節 大分トリニータ戦 (九州石油ドーム)
- J2初出場 - 2014年7月20日 第22節 コンサドーレ札幌戦(札幌ドーム)
- 初得点 - 同上
タイトル
クラブ
- 城南一和天馬
- AFCチャンピオンズリーグ:1回(2010年)
代表歴
- U-19 セルビア・モンテネグロ代表
脚注
関連項目
- Jリーグの外国籍選手一覧
- ヴァンフォーレ甲府の選手一覧
- 清水エスパルスの選手一覧
- RB大宮アルディージャの選手一覧
- 大分トリニータの選手一覧
外部リンク
- ジェナン・ラドンチッチ - Soccerway.com (英語)
- ジェナン・ラドンチッチ - FootballDatabase.eu (英語)
- ジェナン・ラドンチッチ - WorldFootball.net (英語)
- ジェナン・ラドンチッチ - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
- ジェナン・ラドンチッチ - Transfermarkt.comによる指導者データ (英語)
- ジェナン・ラドンチッチ - FIFA主催大会成績 (英語)
- ジェナン・ラドンチッチ - J.League Data Siteによる選手データ
- ジェナン・ラドンチッチ - K League (韓国語)




