大寒(だいかん)は、二十四節気の第24。十二月節(旧暦12月内)。
現在広まっている定気法では太陽黄経が300度の時(黄道十二宮では宝瓶宮の原点に相当)で1月20日頃。暦ではそれが起こる日であるが、天文学ではその瞬間とする。平気法では冬至から1/12年(約30.44日)後で1月20日頃。大寒の期間は次の節気の立春前日までの約2週間。
季節
寒さが最も厳しくなる頃。寒(小寒 - 立春前日)の中日で、一年で最も寒い時期。
縁起食
卵は大寒卵と呼ばれ、縁起物として言われている。
日付
定気法による大寒の瞬間(世界時、UT)と、日本・中国での大寒日の日付は表のとおり。日本における時刻はこの表の9時間後、中国では8時間後となり、世界時15時台の2国の日付は異なる。
グレゴリオ暦
グレゴリオ暦による1583年から2500年までの日本の大寒は表のとおり。
2025年の大寒は1月20日。
365日からの超過分が毎年蓄積し、4年に一度閏年でリセットされる様子がわかる(大寒は閏日の挿入される2月末日より前のため、4で割って1余る年が先頭)。 1801年から2052年までは1月20日、1月21日のいずれか。2017年からしばらく1月20日が続く。2053年からは1月19日が現れる。3104年からは1月22日が現れる。
七十二候
大寒の期間の七十二候は以下の通り。
- 初候
- 款冬華(ふきのはな さく) : 蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す(日本)
- 鶏始乳(にわとり はじめて にゅうす) : 鶏が卵を産み始める(中国)
- 次候
- 水沢腹堅(さわみず こおりつめる) : 沢に氷が厚く張りつめる(日本)
- 鷙鳥厲疾(しちょう れいしつす) : 鷲・鷹などが空高く速く飛び始める(中国)
- 末候
- 鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく) : 鶏が卵を産み始める(日本)
- 水沢腹堅(すいたく あつく かたし) : 沢に氷が厚く張りつめる(中国)
前後の節気
小寒 → 大寒 → 立春
脚注




