衛 温(えい おん、? - 231年)は、中国三国時代の呉の将軍。
生涯
黄龍2年(230年)春、孫権は衛温と諸葛直に武装兵1万を率いさせ、夷洲・亶洲へ向かわせた上で、未知地域の調査と現地民との交誼を行なう事を計画した。陸遜と全琮が反対したが、孫権の命により計画は実行に移された。
約1年後、衛温と諸葛直は帰国したが、亶洲へは遠すぎたため到達できなかった。また兵の八割から九割を疫病で失い(『呉主伝』)、成果は夷洲の現地民を数千人連れ帰っただけであった。衛温と諸葛直は、詔に背いて目的が果たせなかったとして、二人とも獄に繋がれ誅殺された。
脚注
参考文献
- 陳寿、裴松之注『正史 三国志』、井波律子・今鷹真・小南一郎 訳・解説(ちくま学芸文庫全8巻、1992 - 93年)、※呉書は6・7・8巻、小南一郎訳。

![溫溫 (wwen)さんのプロフィール knoow[ノウ]](https://res.cloudinary.com/dhig6q3gb/image/upload/q_auto:low/cover/e46fb8088b62ca660b14f89d252d9e195967bb42b86acaa6e15031cab36e6cf4.jpg)


