そして誰もいなくなった (1945年の映画)

『そして誰もいなくなった』（そしてだれもいなくなった、And Then There Were None）とは、1945年公開のアメリカ合衆国のミステリ映画。アガサ・クリスティの同名ベストセラー小説『そして誰もいなくなった』の映画化で、監督はルネ・クレール。

島に集められた客と使用人の10人が童謡テン・リトル・インディアンズ（10人のインディアン）の歌詞通りに次々と殺されてゆく、というストーリー。

アメリカ合衆国内では著作権が切れ、現在はパブリックドメインである。なお日本国内ではアガサ・クリスティの著作権が2047年まで存続しているためパブリックドメインではない。

キャスト

有名俳優が演じる。

• フランシス：J・クインキャノン：バリー・フィッツジェラルド
• エドワード・G・アームストロング：ウォルター・ヒューストン
• フィリップ・ロンバード：ルイス・ヘイワード
• ヴェラ・クレイソーン：ジューン・デュプレ（吹替：岡本茉利）
• ウィリアム・ヘンリー・ブロア：ローランド・ヤング
• ニキータ・スターロフ：ミシャ・オウア
• ジョン・マンドレイク：C・オーブリー・スミス
• エミリー・ブレント：ジュディス・アンダーソン
• トマス・ロジャース：リチャード・ヘイデン
• エセル・ロジャース ：クイニー・レナード
• フレッド・ナラカット：ハリー・サーストン

※日本語吹替：テレビ版・放送日1979年12月1日

評価

公開当時、映画評論家ボズレー・クラウザーは「ルネ・クレールはエキサイティングな映画を生み出した。素晴らしいキャストを揃え、ユーモアを交え、軽妙でぞっとするタッチを演出した」と高く評価した。

近年では、映画評論家レナード・マルティンは「非常にサスペンスフル」と絶賛。脚本、音楽、ヴィジュアルも称賛し、4つ星満点で満点を与えた。

受賞

1946年のロカルノ国際映画祭で金豹賞と最優秀監督賞を受賞した

関連項目

• そして誰もいなくなった

出典

外部リンク

• そして誰もいなくなった - KINENOTE
• And Then There Were None - IMDb（英語）
• And Then There Were None - オールムービー（英語）
• そして誰もいなくなった - TCM Movie Database（英語）
• Then There Were None そして誰もいなくなった - American Film Institute Catalog（英語）
• And Then There Were None - Rotten Tomatoes（英語）