藤原 周家(ふじわら の ちかいえ)は、平安時代中期の貴族。藤原北家、摂政関白内大臣・藤原道隆の子。官位は従四位下・大舎人頭。
経歴
一条朝の長保5年(1003年)頃から寛弘6年(1009年)頃にかけて右衛門佐を務め、のち大舎人頭に任ぜられた。
後朱雀朝の長暦2年(1038年)9月1日に周家の物を盗み取ろうとした家来に殺害される。従兄弟にあたる関白・藤原頼通一族や、甥の頭弁・藤原経輔が喪に服したという。
官歴
- 長保5年(1003年) 4月6日:見右衛門佐
- 時期不詳:従四位下
- 寛弘4年(1007年) 4月5日:見右衛門佐
- 寛弘6年(1009年) 日付不詳:止右衛門佐?
- 時期不詳:大舎人頭
- 長暦2年(1038年) 9月1日:卒去
系譜
『尊卑分脈』による。
- 父:藤原道隆
- 母:伊予守奉孝(姓不詳)の娘
- 生母不明の子女
- 男子:長心
- 男子:行尊
脚注
出典
- 『尊卑分脈 第一篇』吉川弘文館、1987年
- 市川久『衛門府補任』 続群書類従完成会、1996年



