「思秋期」(ししゅうき)は、1977年9月5日にビクター音楽産業からリリースされた岩崎宏美の11枚目のシングル。
背景
第19回日本レコード大賞・歌唱賞、第8回日本歌謡大賞・放送音楽賞受賞曲。後年、萩田光雄による編曲の別バージョンがレコード化された。紙ジャケット復刻アルバムのライナーノーツによれば、当初はこの別バージョンがシングルになる予定であった。
岩崎の高校卒業3か月後にレコーディングが行われたが、岩崎は歌詞の内容に気持ちが高ぶり泣いて歌えなくなり、レコーディングが取りやめになった。岩崎は作詞者の阿久悠に「おじさんの年齢(当時の阿久は40歳)の人が、何故自分の生活や心情が分かるのか不思議でならなかった」と話したが、阿久は自身の思い出については語らなかった。
収録曲
- 両楽曲共に、作詞:阿久悠/作曲・編曲:三木たかし
- 思秋期(4分17秒)
- 折れた口紅(ルージュ)(3分17秒)
カバー
- 1994年、中森明菜(カバー・アルバム『歌姫』に収録)
- 2007年、ARAHIS(アルバム『メチター』に収録)
- 2008年、坂本冬美(アルバム『エンカのチカラ -SONG IS LIFE 70's-』に収録)
- 2008年、森山直太朗(アルバム『歌鬼 (Ga-Ki) 〜阿久 悠トリビュート〜』に収録)
- 2009年、ジェロ(ミニアルバム『COVERS2』に収録)
- 2010年、サエラ(アルバム『うた ~by 60 sixty 歌謡曲編』に収録)
- 2016年、春野寿美礼(アルバム『想〜スミレノーツ〜』に収録)
- 2018年、宇都宮隆(アルバム『mile stone』に収録)
- 2020年、宮本浩次(カバーアルバム『ROMANCE』初回限定盤ボーナスCDに収録)
- 2024年、ClariS(アルバム『AUTUMN TRACKS -秋のうた-』に収録)
脚注
外部リンク
- 思秋期 - 歌ネット




