クラージュゲリエ(仏:Courageux Guerrier)は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2018年の京都2歳ステークス(GIII)。馬名の意味はフランス語で「勇敢な戦士」。
戦績
デビュー前
2016年2月24日、北海道安平町のノーザンファームで誕生。一口馬主法人「キャロットクラブ」より総額5,000万円(1口12.5万円×400口)で募集され、ノーザンファーム空港牧場のB3厩舎で育成された。当時から軽い動きと瞬発力が目立っており、厩舎長から「上のクラスまで行くのでは」と期待を持たれていた。
2歳(2018年)
栗東・池江泰寿厩舎に入厩。7月29日の新馬戦(札幌芝1800m)では藤沢和雄厩舎の超良血馬シェーングランツに1番人気は譲ったが、大外一気の末脚でデビュー勝ちする。2戦目の札幌2歳ステークスでは1番人気に推されたが、先に抜け出した2頭には及ばず3着に敗れる。3戦目の京都2歳ステークス前の追い切りでは口向きの悪さを見せていたが、新馬戦以来2度目の騎乗となるジョアン・モレイラの巧みな手綱さばきに導かれて鋭い末脚を発揮し、ブレイキングドーンを半馬身差し切って重賞初制覇を果たした。
3歳(2019年)
2月10日に東京競馬場で行われた共同通信杯(3歳・GIII・芝1800m)に武豊騎手で出走、ダノンキングリー、アドマイヤマーズに離された3着。5戦目は4月14日に中山競馬場で行われる皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)に出走。14番人気と人気薄ながら初騎乗の横山典弘騎手の好騎乗もありしぶとく伸びて5着。その後東京優駿(3歳牡牝・GI・芝2400m)で6着に入ったのちに休養に入った。
4歳以降(2020年 - 2021年)
休養明けは2月の京都記念(4歳上・GII・芝2200m)の予定であったが、右前肢の挫石のために出走を取り消した。再び調整に入った後、11月1日のカシオペアステークス(3歳上・L・芝1800m)で復帰(11着)、続くアンドロメダステークス(3歳上・L・芝2000m)で2着に食い込んでいる。
2021年の5歳シーズンも重賞戦線に出走していたが、10月2日に放牧先での調教中に体調を急変させて転倒、そのまま死亡した。
競走成績
以下の内容はnetkeiba.comの情報に基づく。
血統表
- 祖母ビスクドールはトゥザヴィクトリーの全妹にあたる。
- 半兄プロフェット(父ハービンジャー)は2016年の京成杯勝ち馬。
- その他近親には活躍馬が多数。
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ


