北海道教育大学附属札幌小学校

北海道教育大学附属札幌小学校（ほっかいどうきょういくだいがくふぞくさっぽろしょうがっこう）は、札幌市北区に所在する北海道教育大学札幌校の附属教育研究機関（小学校）である。

沿革

1883年（明治16年）5月31日 - 創成学校を附属校として札幌県師範学校（北1条西3丁目）が創立
1884年（明治17年）1月22日 - 札幌県師範学校附属小学校を新築（北1条西3丁目）、創成学校は附属を解除される
1886年（明治19年）
- 3月6日 - 札幌県廃止、北海道庁設置に伴い、庁立札幌師範学校附属小学校と改称
- 9月17日 - 庁立札幌師範学校附属小学校を廃し、北海道師範学校附属小学校を設置（北1条西3丁目）
1887年（明治20年）4月28日 - 師範学校令により、北海道尋常師範学校附属小学校と改称
1891年（明治24年）
- 12月9日 - 校舎火災により全焼
- 12月16日 - 町会所および警察署跡（大通西3丁目）で授業を再開
1892年（明治25年）10月7日 - 旧藻岩学校（創成学校第一分校）跡（南3条西7丁目、現・札幌市立資生館小学校の位置）に移転
1894年（明治27年）9月1日 - 南1条西14丁目（現・中村記念病院の位置）に校舎を新築移転
1898年（明治31年）4月1日 - 第1次師範教育令施行、北海道師範学校附属小学校と改称
1914年（大正3年）4月1日 - 北海道函館師範学校の創立に伴い、北海道札幌師範学校附属小学校と改称
1921年（大正10年）12月 - 校舎を新築移転、翌月から新校舎で授業開始（現・札幌市立二条小学校の位置、南2条西15丁目）
1941年（昭和16年）4月1日 - 国民学校令施行、北海道札幌師範学校附属国民学校と改称
1943年（昭和18年）4月1日 - 第2次師範教育令施行、北海道第一師範学校男子部附属国民学校と改称
1947年（昭和22年）4月1日 - 学校教育法施行、初等科を北海道第一師範学校男子部附属小学校に、高等科を附属中学校に改組
1949年（昭和24年）5月31日 - 国立学校設置法公布・施行により、北海道第一師範学校が北海道学芸大学に包括されることとなり、北海道学芸大学・北海道第一師範学校附属札幌小学校と改称
1950年（昭和25年）10月 - 南22条西13丁目（現・札幌市中央図書館の位置）に校舎新築、移転
1951年（昭和26年）4月1日 - 北海道第一師範学校廃止に伴い、北海道学芸大学附属札幌小学校と改称
1966年（昭和41年）4月1日 - 国立学校設置法の一部改正に伴い、北海道教育大学教育学部附属札幌小学校と改称
1989年（平成元年）4月 - 札幌市北区あいの里へ移転
2004年（平成16年）4月1日 - 北海道教育大学の国立大学法人化に伴い、国立大学法人北海道教育大学附属札幌小学校と改称

概要

教育大学の附属機関であるため教育実習が多く、毎年研究大会が開かれる。実験的な授業も少なくない。同校教諭は「大学職員」という位置づけなので「教官」と呼称され、職員室にあたる場所は教官室であるが、児童は他校同様「先生」と呼ぶ。学校長は教育大学札幌校の担当教授が任ぜられるが、実務は他の市立小学校には無い「副校長」が担う。教頭職は無い。
音楽と図工は専門教諭が、外国語はALTがおり、専門的な教育が受けられる。
制服・ジャージ・上靴・運動靴・通学鞄等は指定のものがある。
同校ふじのめ学級との交流がある。
通学指定区域は、札幌市内。登下校の時間と安全が確保でき、札幌市内在住であれば通学可能である。入学にあたっては選考がある。あいの里教育大駅・麻生駅・栄町駅方面への通学バスがあり、多くの児童が利用している。
生徒数は普通学級一学年2クラス編成であるため、定数は70名前後となる。