常盤橋(ときわばし)は、富山県富山市の常願寺川に架かる富山県道4号富山上市線の桁橋である。
概要
富山市と上市町を結ぶ道路の橋として、重要な役割を担っている。
同橋が架橋される以前は、冬季(11月 - 翌年3月)は流水箇所に仮橋を架け、それ以外は有料の渡し船で渡河していた。また、荷物は『富山さんど』と呼ばれた人夫が天秤棒でざる籠に荷を載せ毎日運搬していた。
1889年(明治22年)に常願寺橋として架橋されたのが最初である。1905年(明治38年)11月22日には富山県の補助も受けて私設の木製賃取橋(全長650 m(うち橋梁部分356m)、幅員3.6 m、当時県内一の長橋)が架設された。
1906年(明治39年)3月に長さ198間、幅員2間の木桁橋が架橋された。1928年(昭和3年)5月19日に653mの橋に付け替えが行われた。現在の橋梁は1957年(昭和32年)5月7日に着工し、総工費1億7,500万円かけて建設し、1958年(昭和33年)10月8日に竣工したものである。
1978年(昭和53年)、鋼桁の橋長481.0m、幅員2.0mの歩道橋が新設された。
橋データ
- 左岸 - 富山県富山市本郷島
- 右岸 - 富山県富山市水橋常願寺
- 橋の構造 - 合成鈑桁橋
- 橋長 - 481 m
- 幅員 - 5.5 m
脚注
関連項目
- 常盤橋
- 常願寺川
- 日本の橋一覧
- 富山県道4号富山上市線




